アジサイ 緑の品種一覧【最初からずっとグリーン系】

ほとんどのアジサイは花が終わる頃、黄緑色、淡緑色に茶色が混ざったような色になります。

緑色のお花が好きな人にとって、最初から最後まで色変わりしない“純グリーン”のアジサイは幻でした。

ただご存知のように、以下のようなケースはありました。

またグリーンと名の付く品種はたくさんあります。

例えば

しかし、これらも最終的にはグリーンになりますが、途中も緑にピンクやブルーが混ざり、純粋なグリーンではありません。

私たちが望んでいるのは、“ずっとグリーンの品種”です。

そこで、この記事ではやっと現実的になった、病気ではない！鉢植えで楽しめるグリーン系品種を紹介したいと思います。

単色グリーンの品種

マジカルラプソディ

“マジカルシリーズ”は咲きはじめから終わるまでの間に色変わりする、

“秋色アジサイ”として有名ですが、

今回ご紹介する「マジカルラプソディ」はずっと緑・緑・緑！

緑色の中での変化はありますが、

咲き始めはライムグリーン、咲き終わりにかけて濃い緑色になります。

あまり店頭では見かけませんが、流通時期にはヤフオクやメルカリで販売されています。

ラルーナ

花の中心に白い両性花が咲きますが、通常私たちが“アジサイの花”だと思っているガク片（装飾花）はずっと緑です。

お花によって多少の違いは見られますが、ライムグリーンと抹茶のような濃いグリーンの花が混在しています。

ラルーナは福岡県久留米市の園木園（ソノキエン）様のオリジナル品種です。

生産者さんでもありお花屋さんでもあるので、個人の方でも1鉢から販売してもらえます。

 

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こちらの方のインスタでもラルーナ（１～３枚目）とマジカルラプソディ（4枚目）が紹介されていますね。

お写真がとっても美しい！

 

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白が入るグリーン品種

グリーンラテ

その名の通り、グリーンの花に白が入り、カフェでみる“抹茶ラテ”のような色合いです。

白からグリーンに変わるのではなく、最初からグリーンベースなので全体的に緑の品種といえます。

咲き進むと、緑がやや濃くなりマットな印象を与えてくれます。

フローズンマスカット

グリーンラテに続き、こちらもおいしそうな名前です。

“フローズンマスカット”＝凍らせたマスカット。

花の中心は白いですが、明るい緑色に縁取られたギザギザした花びらを持っています。

1枚の花びらが大きく、ボリューム感があるのもこの品種の特徴です。

咲き始めはきれいなライム色ですが、正直咲き終わりはアンティークカラーになります。

カイピリーニャ

カイピリーニャの特徴は、緑色になってからの期間がとても長いんです。

咲き始めは白なのですが、すぐに花びらのふちから緑色が表れます。

そして白が消え、ライムグリーンになります。

次第に抹茶のような濃い緑色に変化してきます。

ですので、ほぼほぼ緑色のアジサイと言っても良いでしょう。

名前の由来ですが、カイピリーニャとは元々、ライムを使ったカクテルのこと。

ライムの緑色になぞらえて名付けられた品種です。

グリーンクラウド

2023年に発売されたスズキ農園さん作出のグリーンクラウド。

全体的にグリーンですが、中心に薄い紫色が入ります。

咲き進むと抹茶のようなグリーンになり、淵が赤みがかってきます。

エスメラルダ

エスメラルダはコロンビア産輸入切り花用品種として流通していますが、販売を目的とせず趣味の範囲内であれば、挿し木をして増やすことができます。

咲き始めは抹茶のようなグリーンで中心に白い線が入ります。

ただ、咲き進むと白い部分が増え、中心の本当の“花”の部分は青くなります。

グリーンが入るガクアジサイ品種

大島緑花（おおしまりょくか）

大島緑花は東京都伊豆大島で自生しているガクアジサイで、今まで紹介してきた西洋アジサイ（ハイドランジア）とは異なります。

周りの装飾花だけがグリーンになる、珍しい変わったアジサイです。

咲き始めは装飾花の色もライムグリーンですが、咲き進むにつれて濃緑色に変わります。

まとめ

咲きはじめや咲き終わり、グリーンとのコントラストが素敵なアジサイはたくさんあります。

しかし、少数ではありますがマジカルラプソディやラルーナなど、純粋な単色グリーンのアジサイ品種も流通し始めました。

グリーンラテ、フローズンマスカット、カイピリーニャ、フォーエバーグリーンなどもグリーン系です。

とはいうもの、一般的な青系、ピンク系品種と比較するとグリーンや秋色アジサイ等アンティークカラーの需要は少ないです。

モノトーンやナチュラルなスタイルを好む人には絶対に欲しい色合いなので、ぜひもっともっと、

アジサイの緑色品種のバリエーションが増えると良いですね！