アジサイ 植え替え 鉢から地植えにする手順を写真解説



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  • 鉢植えのアジサイを買ったけど地植えにして来年も楽しみたい!
  • 母の日にもらったアジサイの花鉢をお庭に植えたいのだけど、、、

など、この春新しく4月~6月くらいに手に入れたアジサイの花鉢を地植えにする手順を解説します。

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まずこの春、購入したアジサイは以下の時期に植え替えすることをおすすめします。

■植え替え時期

  • 5~6月◎オススメ
  • 9月中旬

本来、アジサイは6月に開花しますが3~5月に出回るアジサイは、生産者さんによって早く咲くように調整されています。

開花期間が長ければ長いほど、株は疲れます。

そのため、来年も大きく立派な花を咲かせたいのならば、なるべく早く植え替え、剪定(せんてい)した方が良いです。

地植え場所の準備

アジサイは私たちに馴染み深い西洋アジサイであっても、もともと日本原産の“樹木”のため基本的に丈夫です。

そのため他の樹木や草花が育っているお庭なら、敢えて土作りをする必要はありません。

アジサイの鉢植えをそのまま地植えにしても育ちます。

【植え替え手順】まで飛ばしてもらってOKです。

 

ただ、こだわりたい方は土づくりをしてから、アジサイを植え付けると良いです。

土作り

土壌酸度の確認と調整

まず、地植えした場所の土の酸度(土壌酸度)を確認します。

土壌酸度を計測するにはpH測定キットや土壌酸度計が必要になります。

>>シンワ測定(Shinwa Sokutei) 土壌酸度計 A 72724

だいたい、ほどんどのお宅の土壌酸度はpH6.0~6.5の弱酸性になると思います。

放置されている地植えのアジサイが青や紫になりがちなのはこのためです。

(酸性は青く、アルカリ性は赤くなる)

日本は雨が多いため、ミネラル分が流れて土が酸性寄りになります。

本当に何も手を入れていないと酸性寄りになっているかもしれません。

苦土石灰を入れて調整する(土壌酸度調整)

酸度調整は必ず地植えをする1~2週間前に済ませておきます。

野菜などを育てるときにはpH6.0~6.5になるように苦土石灰をまいて調整するのが一般的です

>>花ごころ Let’s苦土石灰 500g

今回、鉢植えの青・紫系のアジサイを地植えしたいのであれば、pH6.0~6.5にするか、

もしくは気持ち無調整ピートモスを加えると、より土壌が酸性に傾きます。

一方、ピンク系のアジサイを地植えしたいのであれば、やや気持ち苦土石灰を多めに施し

アルカリ性に寄せると良いでしょう。

ただ、アルカリ性に寄せる場合はちょっとずつ施し、その都度、酸度を計測して下さい。

というのは、pH8.0~10.0など一気に土壌をアルカリ性にしてしまうと、戻そうと思っても簡単に戻せなくなるからです

たい肥と肥料を入れる

作業は地植えする1週間前までに済ませて下さい。

苦土石灰を入れて1~2週間経過した土壌に、今度はたい肥と肥料を入れます。

一般的に牛ふんたい肥と化成肥料でOKです。

野菜と違い食べるわけではないので、特に有機質肥料などにこだわる必要はありません。

土を耕し、たい肥と肥料をまいて、よく混ぜて土をならします。

これで土作りは完了です。

土作りの詳細は>>家庭菜園の土作りの順番を初心者に解説!庭の空き地を畑にする方法を参考にして下さい。

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植え替え時期

今年購入した鉢植えを地植えする植え替える時期は以下です。

  • 5~6月◎オススメ
  • 9月中旬

おすすめは5月!母の日(5月の第二週)以降です。

6月でも良いのですが、4月くらいに購入したアジサイを6月まで育てると、ほぼ鉢植えの状態で花が終わるはずです。

スペースの狭い鉢植えのままで、花が枯れるまで育てるのは正直、株に負担をかけ過ぎ。

出来れば早く植え替えて、来年に備えたいです。

花を切らずに地植えする

一般的には花を切ってから植え替えると言われています。

本などでは“7月に花ごと枝を切る” と書かれていたり、中には5月中に剪定と植え替えまでやりましょう!などとあります。

しかし、例えば5月の母の日にもらってすぐに花を切るなんてモッタイナイ!!

確かに翌年のことを考えれば、なるべく早く花を切る方が良いのですが、それでは鑑賞する意味がありません。

このような一般的な方法に沿うと、5~6月の植え替え時期は過ぎてしまい、9月しかチャンスはありません。

ですが、初心者が花が終わった後の何にもない株を、8月以降毎日忘れずに水やりできるでしょうか?

真夏は毎日朝夕、2回は必須です。

3~5月に手に入れたアジサイをほとんどの初心者が枯らしてしまうのは、真夏の水やり不足のため。

9月の植え替え時期まで、花が咲いていないアジサイに丁寧に水やりするのはアジサイ栽培に詳しい人じゃないと、なかなか続きません。

正直、初心者には現実的じゃないと思います。

そこで、私が提案したいのは花が咲いている時に地植えをしてしまうことです。

ふつう花を切ってから植え替えるのでは?

皆さん、“花が終わったら植え替える”という従来からの方法に縛られ過ぎです。

確かに、一般的なアジサイの植え替えでは、根に刺激を与え、吸水を促すためにガチガチに硬くなっている根鉢を崩します(根切り)。

植物の根を切る、いじる行為は人間でいう外科手術に当たるため、体力を消耗します。

また花を咲かせている行為も体力を使うため、花を切らずに根切りをしてしまうと株全体が弱り、その後枯れることもあります。

そのため、通常は花が終わってから植え替えるんです。

その方が株の回復が早いんですね。

ただ、ある約束を守れば従来の方法を覆し花を咲かせたまま地植えできます!

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花を切らない植え替え手順

ここからはお庭に地植えする手順を解説していきます。

まず、地面にアジサイ鉢より2周りくらい大きい穴を掘ります。

深さについては、この時点ではだいたいの感覚で構いません。

次にアジサイ鉢から株を取り出します。

写真のように、鉢を持って株元に少し力を入れればサクッと抜けるはずです。

根が見えました。

根が張り巡らされている土が鉢と同じ形になっていますよね。

この状態を園芸専門用語で“根鉢(ねばち)”と言います。

このときに注意してほしいのは、絶対に根鉢を崩さないこと!

根を傷つけないことが絶対条件です。

“根切り”という作業を勧める本もありますが、私はしません。

根を傷つけないように、根鉢を掘った穴にすぽっと入れて下さい。

先程、穴の深さについて感覚で良いと言いましたが、

ここで高さを調整します。

地面の高さと根鉢の高さ=株元の高さが同じ(水平)になるように、土を入れたり、減らすなど調整して下さい。

なぜ高さを同じ(水平)にする必要があるのかというと、水やりや雨などが降ったことが原因で成長に支障がでるからです。

例えば、地面の高さより根鉢が高いと雨が降ったとき、株周りの土が流され、いずれ根鉢の上の方が露出してしまいます。

反対に、地面の高さより根鉢が低いと、株周りだけに水が溜まりすぐに乾きません。

ですので、順調に成長するように地面の高さと根鉢の高さが水平になるようにして、周りの土を入れます。

最後にジョーロでたっぷり水やりをし、植え付け完了です。

※地植えするとき、先に掘った穴に水を入れてから植える方法もあるのですが、これだと穴の深さを調整するときにわかりずらいため

私はお勧めしません。

6月中に花を切る(剪定)

アジサイは花が終わるまで咲かせてから剪定しても良いのですが、来年も花を咲かせるためには早めに切った方が良いです。

そのため、5月に花が咲いたままの状態で地植えをし、6月中に花を切るのがおすすめです。

そうすれば、4月、5月に花の咲いているアジサイ鉢を購入ORもらっても、約1~2ヶ月くらいは花を楽しめる計算になります。

土作りの際に肥料をまいている場合は必要ありませんが、取り敢えず、お庭に穴を掘って地植えした場合は開花中1回は

株元に肥料を与えると良いです。

粒剤の緩効性肥料ならだいたい10g程度(ペットボトルのキャップすりきり1杯程)

>>ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g

6月中に花を切り(剪定)、来年も花を咲かせられるように頑張りましょう。

ただ、剪定場所を間違えると花は咲きません!

正しいアジサイの剪定場所について>>アジサイ剪定位置|花が咲き終わった後から来年も咲かせる方法【万華鏡の図解画像】で詳しく解説しています。

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