秋の花壇やプランターで育てやすいガーデニング初心者向きの花

秋の花壇は初夏から植えられた草花と来年の冬~春にかけて咲く草花の植え替えや春に向けた球根の植え付け時期です。
そのため夏~春まで被ってしまう花も多くありますが、今回は9月~11月に流通しはじめ且つ即楽しめる草花を紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
9月10月11月の秋花壇やプランター栽培できる草花
コスモス
原産地:メキシコ
8月の終わりになるとコスモスが出回ります。背が高いタイプと鉢植え用の背が低いタイプが販売されているので花壇植えや鉢植え、寄せ植えなど用途の幅は広いです。
秋を演出する草花の中で最も明るくメジャーな花です。
チョコレートコスモス
チョココスと省略する場合もありますが、チョコレートの香りがするコスモスで秋のシックなガーデニング素材や切り花で多く利用されています。
リンドウ
原産地:アフリカを除く世界各地
小さなポット苗から5号鉢(直径15㎝)以上の鉢植えが多く出回ります。紫色や白、ピンクなどがあり秋らしい花です。原産地はアフリカを除く世界各地ですが、日本での生産地は高原などがある長野県や東北などの涼しい地域です。
蒸れに弱いのでできるだけ半日陰など涼しい場所での栽培をおすすめします。
マム
原産地:中国
主に秋に出回るのは“ヨダーマム”と呼ばれるスプレー咲きタイプの西洋菊でポット苗から鉢植えと幅広く出回ります。
“マム”とはキク科の学名であるクリサンセマムの“マム”が語源で、基本的に外国で品種改良されたものを呼びます。
ちなみに生花業界で“菊”と呼んでいるのは仏花や菊花展で使う一輪菊や小菊と呼ばれるものが一般的です。
ヨダーマムは色も黄色やピンク、グリーン、白など豊富で花形も真ん丸のピンポン玉のようなものまであります。
ケイトウ
原産地:インドなど熱帯アジア
ケイトウにもいくつか種類がありガーデニングに使われるのは羽毛ゲイトウと次の項目で説明するハゲイトウがほとんどです。
他にはトサカケイトウやクルメケイトウがありますがこれらはどちらかというと切り花で多く使われます。
羽毛ケイトウは赤やオレンジなどがあり、小さいケイトウが密集して植えられているタイプと高さが20㎝程度のタイプが多いです。
秋らしさを表現するのと丈夫なので花壇などでも広く利用されています。
ハゲイトウ
原産地:熱帯アジア
葉っぱを楽しむケイトウです。鮮やかな赤や模様が入った葉が特徴的でちょうど春から夏にかけて栽培できるコリウスと同じような使い方をすることができます。
秋色花壇や寄せ植えでも利用されています。
エリカ
原産地:南アフリカ、ヨーロッパ
エリカはツツジ科の樹木で、本来は4mくらいになるのですが日本でガーデニング用に出回っているのはポット苗や5号鉢(直径15㎝)程度のものです。
鈴なりに花が密集して咲きにぎやかさを演出することができます。
シュウメイギク
原産地:中国、台湾、日本
クリスマスローズと同じキンポウゲ科の耐寒性多年草で鉢植えや庭植えでも植えっぱなしで何年も成長します。
秋明菊という名前の通り秋の代表的な花で丈夫なことから初心者にはおすすめです。
ユリオプスデージー
原産地:南アフリカ
東京など最近は道路の中央帯などの花壇にも植栽されているのを見かけますが、驚くほど丈夫で毎年花を咲かせる樹木です。
南アフリカ原産なので本来は寒さに弱いため、場合によって寒さで枯れる地域もあります。
カルーナ
原産地:ヨーロッパなど
近年、秋の花壇や寄せ植えで多く利用されているのがカルーナです。
カルーナはツツジ科の低木でグリーンや赤、ピンク、黄色、オレンジなどまるで作り物かのような発色をしているので秋冬の花壇に明るさを取り入れる花材としておすすめです。
高温多湿が苦手なので梅雨時期には枯れてしまうことが多いですが上手に栽培すれば周年生きます。
ワレモコウ
原産地:ヨーロッパ、中国、朝鮮半島、日本
地方にいけば雑草のように生えていることもあります。ワレモコウはバラ科の多年草で秋の草花の中ではガーデニングだけでなく切り花でも広く流通します。
高さがあるので花壇などでは背景に、寄せ植えなどでもトップに使うと良いでしょう。
ホトトギス
原産地:東アジア、日本
日本の秋を演出する花材としては外せないホトトギス。原産地が日本ということもあり庭植えなどではどんどん増えて年間通して栽培できます。もともと半日陰の湿気のあるところに自生しているので日当たりの花壇には向きません。
北向きの花壇や門周りなどには向いています。
秋冬から出回る草花と樹木
ポインセチア
原産地:メキシコ
クリスマスの花の代名詞でもあるポインセチアですが、11月くらいから出回ります。
寄せ植えや花壇に使われるポット苗から5号鉢(直径15㎝)以上の大きさがあり、色も赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、マーブル、ブルー等々たくさんの品種があります。
ポインセチアを花壇に使えるの?と思われるかもしれませんが暖かい地域や東京でも銀座などでは短期的な装飾として花壇に植えられます。ただ、基本的に寒さに弱いのでおすすめはしません。
ガーデンシクラメン
原産地:地中海沿岸地域
シクラメンは冬の花ですが、流通は11月からしています。
さすがにちょっと早取り過ぎるので秋らしさは演出できませんが、ほったらかしでも春まで咲き続けるのがメリットです。
パンジー・ビオラ
原産地:北ヨーロッパ
パンジー・ビオラも北海道を除いて秋から春にかけて流通する花で早いものは10月くらいから出回ります。
季節の先取りの先取りなので秋のイメージは全くありませんが、長期間に渡って咲き続ける丈夫な花です。
この時期に流通するパンジー・ビオラは年内に一度切り戻し作業をすることで冬~春にかけて元気に咲かせることができます。
ピラカンサ
原産地:ヨーロッパ、西アジア
公園などで大きく成長しているのを見かけることもあるピラカンサ。赤や黄色の実をつけ鉢物として出回っていることが多いです。
ピラカンサの残念なところは枝にトゲがあるところ。バラ科の低木なので仕方ないのですが小さいお子さんがいる家庭では気を付けて欲しい植物です。
ハボタン
原産地:ヨーロッパ西部
青汁で有名なケールを観賞用に品種改良した日本産の園芸植物です。どちらかというと秋というよりも冬の草花のイメージが強いですが、クリスマス前には出回っています。
大変丈夫なのでほったらかしの花壇や寄せ植えなどを作りたい方にはおすすめです。
オキザリス
原産地:南アフリカ・中南米の熱帯
オキザリスは球根で日中は花を咲かせますが夕方以降になると花が閉じます。
オキザリスの仲間は雑草としても生えているので一度は見たことがある人もいるかもしれません。
ガーデニング用として流通しているタイプは葉が花がピンクや黄色、赤と白のマーブルや葉が黒っぽいものなど様様です。
カランコエ
原産地:東アフリカ、マダガスカル
ほぼ周年流通しているといっても過言ではないカランコエ。
本来の花期は11月~4月にかけてです。多肉質な葉が特徴的なのであまり水を与え過ぎるとかえって腐って枯れてしまいます。
水を少なめで育てても花を咲かせるのでカランコエだけの植え込みなどが良いでしょう。
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