赤バラ100本の値段相場は2万から5万円!違いと理由を公開
プロポーズや結婚記念日などサプライズの定番アイテムといえば100本の赤いバラの花束ですが、どうやって買えばいいのかわからないと思います。
そこで花のプロが買い方から値段のカラクリまで全公開します。
もくじ(タッチすると移動します)
バラ1本の値段は100円~1000円まである
タイトルでは「バラ(赤)100本の値段相場は2万から5万円!違いと理由を公開」と書きましたが、実はバラ1本の値段には100円~1000円まで幅があります。
しかし“バラ”といっても同じバラがお店によって違うのではなく、安いバラと高いバラにはそれなりにちゃんとした理由があって値段が付いています。
その理由について1つずつ見て行きましょう。
赤いバラ1本の値段が店によって違う理由
- 長さの違い
- 等級の違い
- 色の違い
- 季節による違い
- 産地・生産者のブランドによる違い
- お店の立地・ブランドによる違い
まず大前提としてバラ1本の値段は以下の式で決まっています。
バラ1本の値段(定価)=仕入れ値+儲け
値段の高い安いは、仕入れ値と付加価値による儲けによって決まります。
長さの違い
バラの値段に幅がある大きな要因は長さと等級の違いです。
バラに限らず花は茎が長い方が仕入れ値は高く短ければ短いほど安くなります。
したがって
- 長さ70~80㎝:高いバ
- 長さ30~50㎝:安いバラ
となります。
なぜ長短によって値段の違いがあるのかというと栽培の手間がかかるのと、花屋さんでは使える用途が広がるからです。
茎が長い場合は切れば短くもできますが、最初から短いバラはサイズが小さい商品しか作れません。
長さのある大きな花束に必要な長さは70~80㎝
よくプロポーズなどに使われる100本のバラの花束に必要なバラの長さは70~80㎝です。
これらのバラは仕入れ値も高いため、花屋さんがお店で売る場合どうしても高く値段をつけざるを得ません。
仕入れ値が150円~300円くらいだとするとだいたい2.5倍から3倍を掛けるので定価は450円~900円くらいになります。
この値付けは花屋さんによって違うため仕入れ値が300円だけれども、儲けを少なくして500円で販売することもあります。(極々少数だとは思いますが)
等級の違い
果物などと同じように2LサイズとかMサイズなど花にも等級があります。
一般的にバラの場合、長さが長く花形や色の乗り具合、大きさ等が整っているものほど上等になり、その反対は等級が落ちます。
特にバラの場合は茎の長さと大きく関係しています。
色の違い
同じ長さ・等級の赤いバラとオレンジ色のバラではどちらかが値段が高くなるか?といえば赤いバラです。
バラの場合、赤は他の色よりも高級感のイメージが定着しているため使うシーンが多いからです。
例えばクリスマスはクリスマスカラーが赤なので赤バラだけ仕入れ値が高くなります。母の日に赤いカーネーションが高くなるのも同じです。
花言葉などによる意味合いもあるかもしれませんが、「バラの花束=赤色」という一種の定番商品として定着していることが値段が高くなっている理由だと思います。
季節による違い
前の項目で少し触れましたが、赤いバラは季節によって仕入れ値がグンと高くなるため必然的に店頭販売価格も高くなります。
例えば、3月の卒業・送別シーズンやクリスマス、バレンタインは高くなります。
バラは年間通して栽培されているためほぼ仕入れ値も一定ですが、このような時期は上がるんですね。
反対に6月~8月などイベントが少ない、またはバラの出荷が多い時期は安くなります。
よくイベント時には花屋さんがぼろ儲けしているような勘違いをされる方がいますが、花の流通は
生産者→市場→(仲卸)→小売店
と中間業者が多く、イベントのある時期は生産者も稼ぎ時なのでこの時点から値段が上がっています。なので小売店である花屋さんに降りてくるころには仕入れ値が上がっているのです。
生産者直送やネット販売専門店が安くできるのは中間業者を通さないからです。
産地・生産者のブランドによる違い
大間のマグロとか山梨のぶどうなどバラにも産地があります。
主な産地として山形・静岡など複数あり、また特定の生産者さんの花の持ちが良いとか品質が良いなどブランドがついていると値段は高くなります。
バラは国産だけでなくケニアやコロンビア、中国、韓国などでも生産されており輸入品も多くあります。
外国産のバラは国産のバラと見た目や品質も違い、比較するとすぐわかります。
例えば、花の大きさは大きいけど最後まで開かずに終わってしまうとか、最初から最後まで蕾で終わるようなものもあります。
このように産地・生産者のブランドによる違いも値段に反映されます。
お店の立地・ブランドによる違い
これは花に限りませんが六本木など地価が高い場所にあるお店と郊外にあるお店によって値段が違うことはありますよね。
また果物を例に出すと日本橋の千疋屋総本店の桐箱に入ったメロンと激安スーパーで山積みに販売されているメロンでは値段が違いますよね。
何が違うのかというと主に生産段階による手間の違いです。千疋屋総本店で販売されている高級メロンは1株につき1個しか成らせません。温度管理・水の管理などが徹底されており、収穫までにかかる手間が違います。
花も立地と合わせてブランド店があります。例えば銀座や六本木、デパートの中に入っているお店などで販売されているバラは高品質の上等級を揃えています。
また、贈られる相手によっては“どこのお店で買った赤いバラなのか”を気にする人もいます。
ブランドは信用と安心を与えます。
安いバラの特徴とは?
- 長さ30~50㎝で短い
- 花の大きさが小さい
- 咲かないORすぐ咲く
絶対に間違いないのは、安いバラは茎の長さが短いです。
一般的に長さが短いと茎も細く花の大きさも小さくなります。
またものによっては花が蕾のまま咲かないで枯れるか、もしくは花が咲くのが早いので終わるもの早いものもあるので
注意したいです。
赤いバラ100本の効果!花束をもらった時の感想とは?
- インパクトに驚く
- シーンに感激する
- 気持ちがうれしい
赤いバラの花束がもたらす効果は絶大です。
やはり人生で100本の赤いバラをもらう機会は少なくテレビで見たり話で聞いたりしますが、実際に目の前にすると圧倒されます。
そして花束をもらうシーンも発表会や送別会以外にあまりないので、非現実的なシーンにも感動します。
そしてなによりもバラそのものに感動するのではなく“贈ってくれた気持ち”が嬉しいです。
究極はバラでなくても良いでんですが、そういった効果を引き出すには100本の赤いバラの花束は王道パターンです。
まとめ
バラ(赤)100本の値段相場は2万から5万円!の違いと理由を紹介してきました。
やはり高いバラにはそれなりの理由があります。
安かろう悪かろうにならないように3万5千円~(1本350円~×100本)で見積もることをおすすめします。
トマト栽培特集!
イチゴの月別!栽培方法
10月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
11月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
12月1月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
冬のイチゴの育て方! 2月の時期の作業と栽培方法 | |
3月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
4月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
5月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
6月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
7月8月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
9月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |