レタスがうまく育たず溶けて枯れてしまう原因はなに?
玉レタスの栽培はリーフレタスの栽培
より期間も長いことから初心者には難しい
といわれています。
その中のひとつ、
今回は玉レタスの葉が溶けて枯れてしまう
原因についてお話ししたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
溶けやすいのはいつ?
玉レタスの栽培時期は春と秋で具体的な
植え付け時期は
秋植えの適期は9月中旬~10月上旬、
春植えの適期は3月中旬~4月一杯です。
そして、玉レタスが溶けて腐ってしまうのは
どちらの季節に多いのかというと
気温が上がってくる春栽培に多く見られます。
玉レタスは元々冷涼な場所を好むため初心者が
栽培する場合も春植えより気温が低下してくる
秋植えがおすすめとされています。
もちろん秋植えの場合も腐ってしまう
ケースもあるので一概にどちらの季節
だけということはできません。
溶ける原因は
では、なぜ春栽培の玉レタスに溶けるケース
が見られるのかというとそれは軟腐病か菌核病と
いう病気にかかっていることが疑われるからです。
ではそれぞれどんな病気なのか見ていきましょう。
■軟腐病(なんぷびょう)
軟腐病とはエルウィニア・カロトボーラ
サブスピーシーズ カロトボーラという
バクテリア(細菌)が
植物についた傷口から侵入すると感染した細菌が
増殖し養水分の通り道を塞ぐことから
植物全体に養水分が行きわたらず地上部、
地際部と枯れて腐って溶けてしまいます。
腐敗部は悪臭を放つので症状として
わかりやすのも特徴です。
軟腐病は高温多雨の環境で発生しやすく
玉レタスの場合、気温が上がり始める春先
でなくても秋植え栽培の場合でも結球期の
晩秋から冬にかけてその年が温暖だと発症しやすいです。
■菌核病
菌核病とはカビが原因で起こる病気で、
株元から腐りはじめやがて株全体が軟腐します
しかし軟腐病と異なり悪臭はしません。
その後株元に白い綿状のカビが大量に
発生し最終的にはネズミの糞状の菌核ができます。
やっかいなことにこの菌核が土壌にそのまま
2~3年は生き続け新たにその場所で栽培する
とまたそこで栽培した株に感染してしまう病気です。
したがって連作は避けることが必至です。
病気にかかったあとの対処法
では、せっかく栽培しているレタスが
軟腐病や菌核病にかかってしまったら
どうすればいいのでしょうか。
まず最初にやらなければならないことは
病気の感染を広げないことです。
細菌性の病気は薬剤も効きにくいので、
病気にかかってしまったレタスは処分しましょう。
枯れたからといって放っておくと他の株にも感染
してしまいます。また菌核病は発生後2~3年
も生き続け活動してしまうため
軟腐病の場合もそうですが、土を新しく変えるか
畑の場合は病気にかかった範囲での
連作栽培は避けましょう。
いかかでしたでしょうか。玉レタスはリーフレタス
などに比べ初心者が栽培するにはややハードル
が高いかもしれません。
特に病気などにかかってしまった場合は
パニックになるかもしれませんが、薬剤散布
や病気の感染拡大をさけることに注力し
思い切って今季は処分する判断も大切です。
それは家庭菜園を長く続けるコツでもあります。
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