コーヒーの木の葉が茶色く枯れる5つの原因とは?
観葉植物のコーヒーの木が茶色く枯れることがあります。
- コーヒーの木の葉先が枯れる
- コーヒーの葉全体が茶色くなる
- コーヒーの茎が茶色くなる
このように枯れ方に違いはありますが、一部を除いて共通することは根が傷んでいること。
何らかの原因で根が傷み弱っていることで葉に障害が出ています。
葉が茶色くなるのは元気ではないサインの1つです。具体的に原因を確認していきましょう。
もくじ(タッチすると移動します)
置き場所が寒い
コーヒーの木の育て方の記事でも書きましたが、コーヒーの木はアフリカのエチオピア原産の熱帯植物です。
エチオピアの平均気温は16℃以上あるため日本の秋冬では室内であっても栽培には適していません。
寒すぎるんです。
観葉植物は室内であればどんな種類でも栽培できると思っている人は多いですが、生育適温に合っていないと室内でも弱ります。
日中起きているときは暖房をつけているので室内温度は25~28℃くらいになっていると思いますが、リビングなどは就寝時はエアコンを切ると真冬など朝方は0℃前後になるケースもあると思います。
エチオピアの平均気温16℃以上と比較すると圧倒的に低すぎます。
コーヒーの木は一見丈夫そうなのですが、このように寒さに弱いため室内であっても日本の家庭で栽培するのは難しい植物なんです。
コーヒーの木を寒さから守るには冬でもエアコンを付けっ放しにするなど、置き場所を年間を通して16℃以上ある暖かい場所に変えるしかありません。
植え替えしていない
コーヒーの木は何年も植え替えないと鉢の中に根が回り過ぎ水の吸収力が弱まります。
わたしたち人間が満員電車に押し込められている時を想像して下さい。息苦しくて仕方ないですよね?
植物も同じで根が伸びるスペースがないと成長できず弱まっていきます。
この現象を「根詰まり」と言います。
だいたい2~3年に1回程度を目安に今植わっている鉢よりも一回りだけ大きい鉢に植え替えて下さい。
植え替えとプランターの大きさが合っていない
植え替えを行うのは良いのですが、どうせなら大きい鉢に植え替えてあげよう!と思い今植わっている鉢よりも大きすぎる鉢に植え替えてもかえって枯れる原因になります。
なぜかというと、水やりをしたときに鉢が株の大きさに対して大きすぎるとそれだけ乾くまでの時間もかかります。
根は水で湿っている時間が長過ぎるため弱ります。
人間で例えると、お腹いっぱいなのに常に水がある状態なのでお腹を壊します。
植え替えるときは必ず一回り大きい鉢にしましょう。
水のやり過ぎ
水をやるのは良いことですが、毎日だったり一週間に2~3回もやっている人は水のやり過ぎです。植物は水を求めて根を伸ばす性質を持っています。植物が成長するには水は不可欠ですが、常に鉢内に水があると根を伸ばす必要がありません。
ということは根が発達しないので上の株全体も軟弱に育ちます。
葉が茶色くなるのは根が傷んでいるからです。
コーヒーの木は寒さに弱いため低温時期の水やりには最も注意しなければならないのですが、これが原因で枯らしてしまう人が大半です。
土を交換して水やりを控えましょう。
乾燥させ過ぎ
初心者の人は水をやりすぎることはあっても全くやらないことで枯らす人はかなり少数です。水やりをほとんどやらず乾燥させ過ぎによって枯らす人は観葉植物に全く興味がない人くらいです。
おそらくこの記事を読んでるいる人は少なからず観葉植物のコーヒーの木を育てたい!という意識の強い人なので乾燥による枯れは該当しないでしょう。
直射日光による葉焼け
7月~9月の屋外で直射日光がガンガンに当たるベランダなどに置いていると葉が焼けます。葉焼けによる枯れはいきなり茶色く枯れるより前に葉が白茶けてきます。明らかに日焼けしたような枯れ方をするのでわかりやすいです。
一度葉焼けしてしまうと元に戻りません。切り取り置き場所を直射日光の当たらない場所へ移動させましょう。
日照不足
今度は反対に日光がほとんど当たらない北向きのキッチンで水やりだけは欠かさないような育て方をしているケースです。
まず、植物は葉にしっかり日が当たらないと光合成ができず栄養分を作れません。植物が育つ要素は、水・空気・日光です。
水をやっても日光がなければ土も乾かないため根も傷み、葉が茶色くなります。
土が古い
植え替えをしていないのと複合した原因にもなりますが、土が老朽化してくると根も傷みます。
根は呼吸をしていますが、土が古いと雑菌も多く病害虫の発生しやすくなります。
例えばウイルスに感染した植物が植わっていた土もウイルスに感染している可能性が極めて高いため、再利用にも限界があります。
土のリサイクル剤などが販売されていますが、全ての土が完全に綺麗な状態に戻るわけではないため、できれば新しい花の培養土や観葉植物専門の用土を購入して植え替えることをおすすめします。
鉢の排水性が悪い
鉢の排水性が悪いと土の質が悪くなります。
良い土の条件は団粒構造(だんりゅうこうぞう)といって土一粒ずつが団子状に丸くなっていて、保水性・排水性・通気性が良い構造です。
例えば穴が空いていないなど排水性が悪い設計をした鉢で育てると根に悪影響が出て葉が茶色くなる原因になります。
穴の空いていない鉢はハイドロカルチャーといって水耕栽培に使います。水耕栽培はセラミスグラニューなど専用土を使って栽培するので観葉植物の土などふつうの培養土で栽培できません。
鉢の通気性が悪い
排水性の問題にも関係しますが、根は呼吸をしているので通気性が悪いと株全体に悪影響を及ぼします。
水やりは鉢底から水が出るまでたっぷりやるのが基本ですが、これは単に水不足を解消するのが目的ではなく同時に鉢内に滞留してる汚れた空気を押し出し、水の中に含まれている新しい空気と入れ替える目的もあります。
通気性を保つには通気性の良くするために鉢底石を入れて、清潔な新しい培養土を使い栽培しましょう。
害虫による障害
コーヒーの木にはカイガラムシやハダニなどの害虫被害が多発します。これらは葉や幹の乾燥や通気性が悪い場所に置くと発生しやすいためまずはこれらについて気を付ける必要があります。
葉が茶色くなってきているのはカイガラムシやハダニに栄養分が吸汁され木が弱っている途中であることがあります。
カイガラムシは貝殻のようなものが茎にくっついているので発見しやすく要らなくなった歯ブラシで削り落とします。
ハダニを防ぐためにはシリンジといって葉の裏表に霧吹きで水をかけたり拭いたりします。もしすでに発生してしまっている場合は専用の殺虫殺菌剤を散布しましょう。
まとめ
最後にコーヒーの葉が茶色く枯れる原因11個と育て方を復習して上手に栽培してもらうと良いです。
- 置き場所が寒い
- 植え替えしていない
- 植え替えとプランターの大きさが合っていない
- 水のやり過ぎ
- 乾燥させ過ぎ
- 直射日光による葉焼け
- 日照不足
- 土が古い
- 鉢の排水性が悪い
- 鉢の通気性が悪い
- 害虫による障害
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