ホウレンソウの育て方!プランターで種から初心者が栽培できる方法
天候が悪いと特に葉物野菜は一番に高騰し、家計に大きく影響します!そんなときに年間を通して収穫できるのがほうれん草です。
さすがに家庭菜園において冬の栽培はやや難易度が上がるため初心者の場合は、春まきで栽培したっぷり収穫して冷凍庫で保存しておくことができるのでおすすめです。
今回はホームセンター等で販売されいる種からプランターで栽培できるコツを写真付きで紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
ほうれん草の栽培時期や期間
ほうれん草の生育適温は15~20℃
東京を基準にすると栽培適期は春と秋になります。
栽培期間はおよそ2ヶ月~2ヶ月半です(種から大株の収穫まで)
小さい葉を間引きながらであれば1ヶ月以内でも収穫できます。
栽培期間は
- 寒冷地(4~8月)
- 中間地 東京(4~6月)
- 暖地(年間)
のどこでも栽培することができますが、東京などの中間地で初心者が始める場合は春まきをおすすめします。
春まき栽培!ほうれん草を種から育てる
培養土を用意する
初心者であればホームセンター等で販売されている野菜栽培用の培養土でOKです。
培養土には初期の生育に必要な最低限の肥料も配合されているので便利です。
プランターを用意する
ほうれん草を栽培するのに適したプランターは深さよりも幅や面積が広いものを選びましょう。
なぜかというと1株でも葉が広がるため、たくさん収穫したい場合はできるだけ横長のプランターの方が適しているからです。
ただ、スーパーや八百屋さんで販売されているような大きさまで成長させず、若い小さい株でも良い場合は小さいプランターでも構いません。
種類が豊富!ほうれん草の種を手に入れる
ホームセンターのタネ売り場に行くとほうれん草のタネにもいくつか種類があります。
その中でもお勧めなのは「春まきほうれん草」と書かれた品種です。ほうれん草の生育温度は15~20℃のため東京を基準にすると
春が最も適しているからです。
種まきの間隔
ほうれん草のタネはとても小さいため、まず土の表面を割りばしなど筋を作り深さ1センチ・横5ミリ間隔でパラパラと蒔きます。筋状に蒔くため筋蒔き(すじまき)といいます。
タネを蒔いたら筋の両サイドの土を摘まむようにし被せて下さい。
土を被せ終わったらジョーロのシャワーヘッドを使ってそっと水をあげましょう。
勢いよく与えてしまうと種が土の表面に出てしまうので注意です。
※ほうれん草のタネの中には青くコーティングされているものがあります。これは本来品種を見分けやすくするためにされているのですが、同時に土の茶色と同化しないため、どこに蒔いたかわかります。
ちなみに健康に害はないので安心して下さい。
間引き(まびき)
種から芽が出てきたら間引き(まびき)という作業をする必要があります。
なぜ間引きをするのかというと、狭い間隔で育てても十分な空間がないため上手く生育しないからです。
もったいない気がするかもしれませんが、ここは思い切って丈夫な芽を残しまず、1~2センチ間隔で間引いて下さい。
さらに芽が成長し、隣の芽との間隔が詰まってきたら再度間引きます。
本葉2~3枚で株間5~6㎝が理想的です。
このように丈夫で大きなほうれん草を作るには段階を経て間引く作業が大切です。
ただ、大きなほうれん草じゃなくても良い!という人は間引く作業を少しサボっても良いです。
間隔が詰まれば詰まるほど大きく成長するスペースがなくなるので、株も小さくなります。
詰めすぎると成長しないことは覚えておいてください。
プランター栽培なら土寄せ(つちよせ)はしなくても良い
ほうれん草栽培の過程で土寄せ(つちよせ)という作業があります。これは株元に土を少し盛って根が張って成長しても株が倒れないようにするために行います。
基本的に畑など風雨にさらされる環境では、生育途中で株元の土も崩れたりするのと大株に育てるため土寄せは必須です。
しかしプランターという限られた空間の中で栽培する場合は、風雨によって大きく土が流出したりすることもなくまた、土寄せをしてもしなくても素人が栽培を楽しむレベルであればそれほど収穫の出来栄えに大きな差はないため、出来るならやった方が良いですがしなくても大丈夫です。
水やり
鉢土の表面が乾いたら水を与えます。
毎日じゃぶじゃぶ水を与えると乾く暇がないため根が伸びず腐ります。ほうれん草に限らず植物の根は乾燥した環境になると水を求めて根を伸ばします。全く水を与えないと枯れますが、適度の水を与えることで成長できます。
そのため常に土が湿った状態の場合、水分が足りているため根を伸ばす必要がないため株も軟弱になります。また溺れているのと同じ状態なので枯死=根腐れします。
追肥(ついひ)
追肥とは栽培の途中で与える肥料、追加で肥料を与えることです。
種を蒔いた培養土に肥料は配合されている為、水だけでも収穫することはできるのですが、より丈夫で青々したほうれん草を収穫するためには2週間に1回程度、水やりの際に「花工場」や「ハイポネックス」等の液体肥料を配合し与えると良いです。
配合の割合は液体肥料の容器に記載されているので、正しい割合で薄めて使いましょう。
適当に与えると肥料が多すぎて枯れてしまうこともあります。
収穫
幅20~30㎝、高さ20~30㎝くらいに成長したら株元から掘り上げて収穫です。
通常、上手に栽培すると種まきから2ヶ月半くらいでスーパー等で売られている大きさに成長するはずです。
尚、ここまで大きく栽培せず間引きながら収穫することもできます。
ただ、当然ですが食べられる葉は若い小さい葉なのでスープなどに浮かべる程度のものしか収穫できません。
私個人的には大きな株の収穫にチャレンジしてほしいと思います。
ほうれん草栽培で失敗しやすい注意点
夜でもライトが照らされる明るい場所で育ててはいけない
ほうれん草は夜でも明るい場所で育てていると、日が長くなったと勘違いしをしてしまい花を咲かせようとします。
そのため玄関やベランダなどにある明かり・防犯用のライトがよく当たるところにはプランターを置かないようにしましょう。
部屋の明かりが漏れるような場所も良くないのでしっかりとカーテンを閉めておきます。
【とう立ち】花を咲かせるとまずくなる
なぜ花が咲くと良くないのかというと、味がまずくなるからです。
植物にとって花を咲かせる行為はエネルギーを使います。つまり栄養分を花を咲かせるために使ってしまうため、葉の生育に必要な栄養分も回してしまうため、食べると味が落ちてまずくなります。
ほうれん草を料理する
収穫したほうれん草は炒めたり煮たりなど様々な料理に使うことができます。
家庭菜園レベルであってもかなりの量が収穫できるので、使えきれないときは冷凍して保存しておくことをおすすめします。
今回は野菜スープとほうれん草をベーコンをサッと炒めてみました!
ちなみに収穫したばかりのほうれん草のシャキシャキ感はスーパーで売られているものとは比較にならず、甘みも乗って美味しいのです。
ほうれん草は初心者でもタネから短期間で簡単に栽培・収穫できる野菜なのでぜひチャレンジすることをおすすめします!
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