保存版!初心者の観葉植物が枯れる3つの原因と対処法

育てたい気持ちはあるのだけど、、、
天才的に枯らす!
など、とにかく観葉植物を育てるのが難しいと感じている人は多いです。
ただ、このままずっとコツを知らないと永遠に観葉植物は育てられません。。
◆この記事でお伝えすること
「なぜ初心者が育てる観葉植物は枯れるのか?」
「どうしたら枯らさずに育てられるのか?」
「育てやすい観葉植物の条件と種類を紹介」
グリーンアドバイザー、グリーンマスター1級を持ち、実際に観葉植物を販売し、自分でも育てている私が育て方のコツを伝授します。
この記事を読めば観葉植物初心者のあなたも、何年もコツを知れば枯らさずに育てることができます。
植物を育てるのが超絶的に苦手な方はぜひ参考にしてください。
もくじ(タッチすると移動します)
枯れる3つの原因は水やり・置き場所・温度
原因1 水やりの間違い
- 水のやり過ぎ
水のやり過ぎ
初心者が観葉植物を枯らしてしまう最大の理由は“水のやり過ぎ”です。
おそらく水を全くやらずに枯らしてしまうひとは、このサイト自体見てないでしょう。
水のやり過ぎについて、
「いやいや、そんなたくさんやってないよ」と思うかもしれませんが、トータルでやり過ぎている可能性が高いです。
というのは、水のやり過ぎには「量」と「頻度」の問題があります。
例えば、1回の量が少なくてもそれを毎日やっているとトータルでは水のやり過ぎになります。
反対に、頻度が1週間に1回だとしても1回量が鉢底からがっつり出るくらいなら、トータルでやり過ぎです。
以下はベストな水のやり方です。
- 量・・・鉢底から水が出るまで
- 頻度・・・植物が水が欲しそうな顔をしたとき
量
量に関しては文字通り、1回の量は鉢底から水が出るまでが目安です。
なぜ鉢底から水が出るまでやるのか?というと、
単純に水分を補給するだけでなく、鉢内に滞留している汚れた空気を水を共に押し出し、水に含まれている新しい空気を入れる意味もあります。
植物が元気に育つためには根が生き生きとしてなければなりません。
根の周りに水分と新鮮な空気がある状態を作ることが大切です。
頻度
観葉植物の水やりは〇日に1回など決めてやるものではありません。
毎日などこまめにちょくちょくやるのではなく、必ず植物が水が欲しそうな顔をしたときにやります。
「植物が水が欲しそうな顔をしたとき」って何??と思うでしょう。
具体的にいうと、水が不足しているときは葉がややしんなりと垂れ気味になり、シャキッとしていません。
観葉植物の育て方で最も大事なのは「日頃の観察」です。
観察していると見ただけで、水が足りているときと不足しているときが感覚で分かるようになります。
観葉植物を育てるのが上手い人と枯らしてしまう人の差はコレです!
プロ秘伝!観葉植物を枯らさない水のやり方
いま、水やりの頻度は「植物が水が欲しそうな顔をしたとき」という話をしました。
繰り返しますが、観葉植物が水が足りているか不足しているかの見極めは「日頃の観察」でわかるようになります。
今日から1ヶ月程度で良いので、毎日観葉植物全体の写真をスマホで撮ってください。
そうすると、水が足りているのか?それとも不足しているのか?変化の境目がわかります。
水やり前!水が足りている状態
ご自身の印象で良いので、ぱっと見元気そうだと感じれば、水は足りています。
一例として、水が足りている状態とは以下のように株全体がシャキッとしてハリがあります。
下写真の赤い丸印を見てもらうとわかりますが、葉が上を向いています。
水やりのタイミング!水不足の状態
しばらく水やりをせず育てていると、最初に写真を撮った時よりも葉がややしんなりとなってくるはずです。
または、株全体の雰囲気が元気がなさそうに変化していると思います。
例えばこんな感じです。
先程の写真と比較して、ハリがなくしなびた印象がありますよね?
先程の赤い丸印と同じ部分を青い丸印で囲ってみました。
葉がだらっと下に向いているのがわかるでしょうか?
拡大するとこんな感じ。
矢印のように葉が下向きです。
感覚的な問題になるのですが、「シャキッとしてたのが、だらりと覇気がないイメージ」です。
このタイミングで水やりをします。
そうすると、水やり前の元気な状態に戻るはずです。
観葉植物は少々水をやらなくても枯れません。
毎日や〇日に1回など決めてやるのではなく、ぜひスマホで撮影し、水が足りているのか?それとも不足しているのかを“肌感覚”で覚えられるようになって下さい。
観葉植物を毎日観察していれば必ず変化の違いが分かるようになります。
ちなみに、あまり水不足の状態を続けていると以下のように葉先が茶色く枯れてきます。
こうなる前に正しい水やりのタイミングがつかめるよう、練習しましょう。
冬の水やりに注意!
気温が下がり始める10月後半~3月くらいまでは、水やりは月1回など頻度は少ない方が良いです。
冬の水やりが原因で枯れることがあります。
というのは、そもそも観葉植物の多くは気温が高くムシムシした熱帯雨林、ジャングルに自生しています。
つまり、日本の冬にように気温が低く寒い時期は苦手なんです。
そのため、冬の時期は成長がゆるやかか、休眠状態になります。
休眠状態ということは、根の活動もゆるやかなのでたくさん水をあげても処理できません。
私たち人間も、お腹いっぱいの状態で水を飲まされる続けたらお腹が冷えたり、壊しますよね?
それと同じように観葉植物も根が傷み、ひどくなると腐って枯死してしまいます。
原因2 置き場所の間違い=日当たり不足
- カーテンを閉めてる時間が長い
- 太陽光が当たらない場所に置いている
カーテンを閉めてる時間が長い
窓際に置いているけど、ほぼほぼカーテンは閉めっ放しにされている方も多いのではないでしょうか?
男性の一人暮らしで黒いカーテン、平日の日中は仕事でいないためカーテン閉めっ放しというケースの場合、
窓際で育てていても日陰に置いているのと同じです。
中学校で習ったように植物は太陽の光を葉で受け、光合成という活動によって養分(でんぷん)と酸素を作り出します。
日陰を好むシダ類を除く観葉植物の多くは、太陽の光に当てる必要があります。
そのため、カーテンを閉めている時間が長いと光合成ができず、貧弱に育ちます。
そうすると体力を温存するために省エネで生きようとし、葉を落とします。
買ったときは葉がふさふさ茂っていたのに、いつのまにか葉がどんどん落ちてしまう1つの例です。
太陽光が当たらない場所に置いている
今、観葉植物を置いている場所はどこでしょうか?
リビングのドアのわき、玄関、テレビの横など窓際から離れた場所ですか?
もし、太陽の光が当たらない場所に置いているのであれば、植物にとって日当たり不足の状態です。
「いやいや、でもちゃんと電気光は当たってますよ?」という方もいるでしょう。
おそらく購入したお店でも、真っ暗でなければ大丈夫!などと言われたかもしれません。
しかし、太陽光と比較すると電気光では圧倒的に光が足りません。
観葉植物が成長するには弱すぎるんですね。
もちろん、窓際から離れた場所に置いていても暫くは生きます。
しかし、長期的には丈夫に育ちません。
よく、マンションのモデルルームや病院の待合室など、全く太陽光が入らない場所でも元気に育っている観葉植物を見かけると思います。
なぜか?
それは、レンタル業者さんが定期的に新しいものに交換しているからです。
つまり、同じ場所で長く育っているのではなく、常に新しい植物が飾られているだけなんですね。
どこに置けば良いの?
観葉植物を育てるベストポジションは窓際、特にレースのカーテン越しです。
窓の外にベランダがあり、ガンガンに直射日光を受けなければ、レースのカーテンは無くても構いません。
繰り返しますが、植物は太陽の光が無いと元気に育ちません。
電気光でも一時的には育っていますが、長くは持たないんです。
ですので、本当は太陽の光があたるレースのカーテン越しが良いのですが、どうしても無理な場合はたまに置き場所を変える。
難しい場合は、寿命が来るまで長く楽しむ!と割り切りましょう。
原因3 温度が低い
温度の問題で初心者が枯らす原因が「冬の低温」です。
観葉植物の多くは元々、赤道近く東南アジアや中南米の熱帯雨林に自生しています。
つまり、暑さは得意だけど、寒さに弱い特性を持っています。
だから観葉植物の多くは、冬だけは室内で育てないと枯れてしまう種類が多いんですね。
■低温に当ててしまうのは以下のケース
- 10月以降も屋外に出しっ放し
- 冬期も室内に入れたり屋外に出したりする
- エアコンを切ると室温が0℃以下になる
10月以降も屋外に出しっ放し
春から秋まではベランダなど屋外でも良いのですが、10月以降、部屋に入れ忘れてしまうケースです。
数は少ないですが、冬期、屋外に出しっ放しでも枯れない種類もあります。
ただ、やはり多くの観葉植物は寒さに弱いため枯れます。
冬期も室内に入れたり屋外に出したりする
結構ありがちなのが、水をやるときは外に出し、夜は部屋の中に入れるパターン。
しかも季節関係なく毎日やってしまい、観葉植物のシダが株ごと溶けた人がいました。
1つ覚えておいて欲しいことがあります。
それは“植物は歩かない”こと。
自然界では植物は場所を移動することはありません。
1か所に留まってその環境に適応しています。
しかし、インテリアとして楽しむ場合私たちは平気で移動させます。
暑かったり寒かったり植物にとってはハードです。
そのため株が変化に対応できず、枯れてしまいます。
基本的に最適な置き場所を決めたら、同じ場所で育て続けるのが鉄則です。
エアコンを切ると室温が0℃以下になる
繰り返しますが、観葉植物は気温が高くムシムシした環境を好む種類が多いです。
そのため、夜間や留守中などエアコンを切ったときに室温が0℃を下回ると
観葉植物にとっては寒すぎます。
枯れる原因になるわけですね。
観葉植物を枯らさないコツ
枯れる原因は水やり・置き場所・温度の3つだと紹介しました。
観葉植物を枯らさないコツは、自分が育てている種類のふるさとの環境に近づけることです。
例えば、ココヤシ。
写真のようなハワイなどビーチを想像してもらうと分かりやすいですが、ヤシは温帯~熱帯の暖かくて日当たりの良い場所に生えています。
つまり、同じ環境を自宅で再現すると以下になります。
- 春~秋はベランダなど屋外で育てる
- 冬の水やりは乾かし気味
- 冬は室内に入れ最低12~15℃は保つ
ですが、自分が育てている観葉植物のふるさとがどこで、どんな環境なのかを知るにはネットや本で調べなければなりません。
忙しい人にとってそんな時間はないでしょう。
そこで、初心者向きの丈夫な観葉植物を3つ紹介します。
初心者でも枯れない丈夫な観葉植物3選
- ユッカ・エレファンティペス・・・寒さ、暑さ、乾燥に強い
- サンセベリア・・・乾燥に強い
- シェフレラ(カポック)・・・寒さ暑さ、乾燥に強く繁殖力旺盛
長年、観葉植物の販売&自分で栽培してきた経験を元にいうと、
上記3つの種類であれば初心者でも簡単に育てることができます。
栽培がカンタンな種類に共通する条件は、手間がかからないこと。
例えば、少々水やりを忘れたところで枯れません。
一方、初心者には栽培が難しい種類(例、アロカシア・アマゾニカ)は、冬の室温を常に15℃以上に保つ必要があったり、湿度など栽培がカンタンな種類では考えなくてもいい要素まで気を付ける必要があります。
冬に室温を常に15℃以上保つのは大変です。
例えば、ペットでも飼っていない限り留守中はエアコンを切る人が多いと思います。
ですが、東京でも早朝の室温は0℃を切るので、枯らさないためには常にエアコンを付けっぱなしにしなければなりません。
このように手間のかかる種類は枯らしてしまう確率が高くなります。
まとめ
保存版!初心者の観葉植物が枯れる3つの原因と対処法について解説してきました。
初心者が観葉植物を枯らす原因は水やり・置き場所・温度のどれかに必ず当てはまります。
■観葉植物を枯らす原因
- 原因1 水やりの間違い
- 原因2 置き場所の間違い
- 原因3 温度が低い
今回紹介した内容に当てはまりそうだなぁと思うものから1つずつ改善していきましょう。
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